『7つの習慣』の第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」とは、自分が目指す方向や大切にしたいことを考えてから、行動を決めることです。
「毎日頑張っているのに、前に進んでいる気がしない」。そんなときは、努力の量だけでなく、「何のために頑張っているのか」を見直すきっかけになります。
この記事では、第2の習慣の意味を図解3つで整理し、仕事や資格の勉強に置き換えて紹介します。具体例と練習は、理解を助けるための本記事独自のものです。
目次
第2の習慣を簡単に言うと「行動の前に、向かう先を考える」
旅行へ行くとき、先に目的地を決めると、移動手段や持ち物を選びやすくなります。
仕事や勉強でも、「どんな状態にしたいのか」が分かれば、必要な準備を考えやすくなります。
例えば資格の勉強なら、「周りも取っているから」と始める場合と、「仕事で対応できる範囲を広げたい」と考えて始める場合では、勉強する意味の捉え方が変わります。
目的が曖昧なまま動く例
とりあえず、何か勉強しよう
教材や情報を次々に集める
どれを優先するか迷う
目指す方向を考えて動く例
仕事で対応できる範囲を広げたい
必要な資格や知識を確認する
今取り組むことを選ぶ
考え方の違いを示す本記事独自の例です。成果を保証するものではありません。
目標の前に「自分は何を大切にしたいか」を考える
第2の習慣は、期限や数値の目標を立てるだけの話ではありません。
FranklinCoveyの公式解説でも、どこへ向かいたいかに加えて、どんな自分でありたいかを明確にすることが重視されています。[1]
例えば「5年後に独立したい」という目標があるとします。その先には、仕事内容を自分で選びたい、家族との時間をつくりたい、お客さんと長く付き合いたい、といった思いがあるかもしれません。
この理由を考えると、独立に向けた準備だけでなく、どんな働き方を選びたいかも見えてきます。
大切にしたいこと
仕事の責任も、家族との時間も大切にしたい
目指す状態
必要な仕事を進めながら、休日も確保できる働き方
今できる行動
仕事と休日の予定を見て、無理がある部分を一つ見直す
本記事独自の整理例です。同じ価値観でも、選ぶ目標や行動は人によって異なります。
周囲の「成功」を、そのまま自分の目標にしなくていい
収入や肩書は、目標の一つになり得ます。ただ、それを達成した後にどんな生活を送りたいかは、人によって違います。
「周りが評価してくれるか」だけでなく、「自分が大切にしたいことに合っているか」も考えてみましょう。
大切にしたい姿勢を、一文にしてみる
公式解説では、個人のミッション・ステートメントを作る方法も紹介されています。自分がどうありたいか、何を大切にするかを言葉にするものです。[1]
最初は長い文章でなくても構いません。例えば「相手に分かる説明を心がけ、約束を守る」のように、日々の判断で思い出せる一文から考えられます。
具体例|資格取得のゴールから、今週の行動を考える
元の記事で紹介した「将来のために資格を取る」という例で考えてみます。
「いつか勉強しよう」だけでは、何から始めるかが決まりません。そこで、取りたい資格と目的を確認し、必要な準備を今週の行動まで小さく分けます。
目指すゴール
仕事で必要な資格を取得する
そのための準備
受験条件・日程・試験範囲を公式情報で確認する
今週の一歩
公式案内を読み、過去問を解いて現在地を知る
資格学習に置き換えた本記事独自の例です。必要な準備や期間は資格・本人の状況によって異なります。
ここで大切なのは、最初から完璧な計画を作ることではありません。「その行動は、目指す方向につながっているか」を確かめることです。
今日から試す、第2の習慣の練習
まずは、次の3項目をスマホのメモに書いてみてください。これは本記事で作った練習で、公式の手順を引用したものではありません。
1.大切にしたいことを書く
「家族との時間」「仕事への責任」「健康」など、今の自分が大切にしたいことを一つ選びます。
2.どんな状態を目指すかを書く
例えば「家族との時間」なら、「一緒に過ごす予定を相談し、無理なく時間を確保できている状態」と、暮らしの場面が浮かぶ言葉にしてみます。
3.今週できる行動を一つ決める
「頑張る」ではなく、「今夜、次の休日の予定を相談する」のように、実際に始められる行動にします。
書き込み用メモ
大切にしたいこと:______
目指す状態:______
今週できる一歩:______
第1・第3の習慣とは、どうつながる?
第1の習慣では、自分の対応を選ぶことを考えます。第2の習慣では、その選択をどんな方向へ向けたいかを考えます。
そして第3の習慣では、大切なことを予定や行動の中で優先して実行していきます。方向を考えることと、実行することをつなげて読むと理解しやすくなります。
まとめ|「何のために頑張るか」を先に考える
第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」は、自分が大切にしたいことと、目指す方向を考える習慣です。
目標を決めたら、必要な準備を考え、今週できる行動を一つ選ぶ。毎日の忙しさの中でも、何のための行動なのかを確かめるきっかけになります。
まずは「どんな自分でありたいか」を一文だけ書いてみてください。書いた言葉を日々の選択にどう活かせるか、考えるところから始められます。
参考資料
本記事は、スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』の第2の習慣を扱う入門解説です。概念は以下の公式公開資料で確認しました。書籍本文の直接引用・ページ参照は行っていません。
[1]FranklinCovey「Habit 2: Begin With the End in Mind」。目指す方向・ありたい姿・個人のミッション・ステートメント。公開・更新日:記載を確認出来ません。確認日:2026年10月19日。
[2]FranklinCovey「The 7 Habits of Highly Effective People: Habit 2」。第1・第2・第3の習慣の位置づけ。公開・更新日:記載を確認出来ません。確認日:2026年10月19日。
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それぞれの習慣を本全体のつながりから理解したい方は、原著の日本語版も参考にしてみてください。

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