『7つの習慣』第6の習慣とは?違いを生かして、新しい答えを探す

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意見が違うと、どちらが正しいかを決めたくなることがあります。でも、互いの意見を聴くことで、一人では思いつかなかった方法が見つかるかもしれません。

「自分の案か、相手の案か」。その二択をいったん離れ、もっと良い方法を一緒に探す。『7つの習慣』の第6の習慣「シナジーを創り出す」を、そんな身近な相談から考えてみましょう。

この記事では、意味と実践の考え方を図解3つで整理します。仕事の例と練習は本記事独自のもので、実際の体験談ではありません。

第6の習慣を簡単に言うと「違いを生かして、新しい答えを探す」

第6の習慣で目指すのは、互いの違いを生かし、一人では生み出せなかった成果につなげることです。公式解説でも、異なる見方を尊重し、新しい解決策を一緒に探す姿勢が中心にあります。[1]

例えば、一人は進め方の速さを重視し、もう一人は抜け漏れを気にしている。対立しているように見えても、片方には見えていない問題に気づく手がかりになるかもしれません。

違う意見に出会ったら、「なぜそんなことを言うのか」で止まらず、「どんな事情や目的があるのか」を聴いてみます。

図解①|二択から、一緒に考える問いへ
自分の案

速く進めたい
手間を減らしたい

相手の案

抜け漏れを減らしたい
後から確認したい

問いを変える
「速さと確認のしやすさを、両立する方法はある?」

本記事独自の整理図です。違いがあれば必ず良い案が生まれる、という意味ではありません。

妥協や役割分担と、どう違う?

妥協は、双方が条件を譲って折り合う方法です。それが現実的な場面もあります。

シナジーでは、譲る量を調整するだけで終えず、最初の案を超える方法を探します。日本の公式解説では、このような新しい選択肢を「第3の案」として説明しています。[2]

また、二人で仕事を分ければ、それだけでシナジーになるわけでもありません。分担は協力の一つの形ですが、互いの見方を取り入れて方法や成果がどう変わったかにも目を向けます。

「新しい案だから良い」と決めつけず、最初に大切にした条件を満たせるか、実際に役に立つかを確かめることが必要です。

具体例|引き継ぎは、口頭か、詳しい文書か

職場の引き継ぎについて、一人は「口頭で簡単に済ませたい」、もう一人は「毎回、詳しい文書を残したい」と考えているとします。

理由を聴くと、前者は記入の負担を減らしたく、後者は聞き忘れや認識違いを減らしたいと分かりました。

図解②|案の背景から、別の方法を考える
Aさんの希望
毎回長い文書を書く負担を減らしたい。
Bさんの希望
必要な情報を、後から確認できるようにしたい。
一緒に試す案
確認項目を絞った共有シートを作り、文章では伝わりにくい箇所は写真を添える。説明が必要な部分だけ会話で補う。

本記事独自の仮の仕事例です。写真の共有範囲や職場の記録ルールを確認したうえで、適した方法を検討します。

これは、口頭と文書のどちらが勝つかを決める話ではありません。二人の懸念から、引き継ぎの仕組み自体を考え直す例です。

ただし、この案なら必ず良くなるとは限りません。試した結果、記入時間や確認のしやすさがどう変わったかを見て、必要なら直します。情報が足りなければ、項目を増やす判断もできます。

今日から試す、違いを生かすための3つの練習

次の3つは、日常の相談で試すために作った本記事独自の練習です。公式の手順そのものを引用したものではありません。

図解③|理由を聴く → 条件をそろえる → 別案を試す
1|案の理由を聴く
「その方法で、何を大切にしたい?」
2|良い結果の条件をそろえる
「どんな状態なら、双方にとって良いと言える?」
3|別案を出して、小さく試す
「ほかの方法はある? まず試せる範囲は?」

結果を保証する手順ではなく、話し合いを具体的にするための練習です。

1.相手の案を、言い換えて確かめる

反論する前に、「手間を減らしたい、ということ?」と確かめます。自分の推測が違っていたら、相手に直してもらいます。

2.譲れない条件も、最初に伝える

期限、予算、守るべき約束などを共有します。何でも自由に変えられると考えず、動かせる条件と動かせない条件を整理してから案を広げます。

3.案を比べる基準と、見直す時期を決める

引き継ぎの例なら、「必要な情報が残るか」「記入の負担が大きすぎないか」が確認する観点になります。試す期間や見直す日も決めておくと、話し合いだけで終わりにくくなります。

良い案が見つからないときは、無理に合意する必要はありません。いったん保留して情報を集めるなど、次に何を確認するかを相談します。

第4・第5の習慣とのつながり

このブログでは、第4の習慣を「双方が納得できる結果を探す姿勢」、第5の習慣を「相手を理解してから、自分の考えを伝える姿勢」として紹介しました。

その流れで第6の習慣を読むなら、互いを理解した先で、一人では考えつかなかった方法を一緒に探す段階、と整理すると日常に置き換えやすくなります。これは本記事の理解のための整理です。

まとめ|違う意見を、新しい方法の手がかりにする

第6の習慣「シナジーを創り出す」を、まずは身近な相談で試してみませんか。

意見が違ったら、相手が大切にしていることを聴く。双方にとって良い結果の条件を確かめる。そして、最初の二つの案以外にも方法がないか考えてみる。

次に意見が分かれたときは、「どちらにする?」の前に、「両方の大切なことを満たす方法はある?」と問いかけるところから始めてみてください。

参考資料

本記事はスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』の第6の習慣を扱う入門解説です。基本概念は以下の公式公開資料で確認しました。書籍本文の直接引用・ページ参照は行っていません。図解・会話例・練習は独自に作成しています。

  1. FranklinCovey「Habit 6: Synergize」。違いを尊重することと、協力して新しい解決策を考える姿勢。
  2. フランクリン・コヴィー・ジャパン「第6の習慣:シナジーを創り出す」。第3の案と、成功の基準を考えること。

両ページの公開・更新日:記載を確認出来ません。確認日:2026年10月26日。

『7つの習慣』まとめ|全体像と全7習慣の解説はこちら

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それぞれの習慣を本全体のつながりから理解したい方は、原著の日本語版も参考にしてみてください。

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