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忙しいときほど、休むことや学ぶことを後回しにしていませんか。「落ち着いたら運動しよう」「余裕ができたら本を読もう」。そう考えているうちに、また一週間が終わってしまうこともあります。
予定を埋める前に、その予定に取り組む自分の状態にも目を向ける。『7つの習慣』の第7の習慣「刃を研ぐ」を、そんな日常の時間の使い方から考えてみましょう。
この記事では、自分を整える4つの側面と、生活に取り入れる方法を図解3つで紹介します。具体例と練習は本記事独自のもので、実際の体験談ではありません。
第7の習慣「刃を研ぐ」とは、自分を整え、育てること
第7の習慣は、自分自身を継続的に整え、育てるための習慣です。公式解説では、道具の手入れをするように自分にも時間を使い、ほかの習慣を実践する土台を保つ考え方として紹介されています。[1]
例えば、やるべきことのリストに仕事の予定は入っていても、休息や学びの予定は何もない。そんなとき、「何を増やして頑張るか」の前に、「いまの自分に必要な時間は何か」を考えてみます。
ここで目指すのは、毎日万全の状態を保つことではありません。生活の変化に合わせて、後回しになっていることを見直すための視点として受け止めたいところです。
自分を整える4つの側面
日本の公式解説では、肉体・知性・情緒・精神という4つの側面が挙げられています。[1]ここでは、日常の予定を振り返りやすいよう、次の言葉で整理します。
睡眠や食事、体を動かす時間を振り返る。
読書や勉強など、知識や技能に触れる。
家族や友人など、大切な人と向き合う。
自分の価値観や、向かいたい方向を考える。
4つの側面をもとに、表現と例を独自に整理した図です。「精神」は、ここでは自分の価値観に向き合う側面として説明しています。
「体」だけでも、「勉強」だけでもなく、ほかに置き去りになっている側面はないかを見てみます。毎日4項目を完璧にこなすためのチェックリストにする必要はありません。
米国の公式解説にも、体の手入れ、人間関係への時間、知識や技能の成長、深い価値観に沿う活動が挙げられています。[2]自分の生活に置き換えると何が当てはまるか、具体的に考えてみましょう。
「余裕ができたら」から、小さな予定へ
自分を整える時間は、締め切りがないため、後回しにしやすい予定かもしれません。日本の公式解説でも、週の計画の中で取り組む時間を決めることが勧められています。[1]
例えば「いつか本を読む」なら、「水曜の夕食後に、本を開いて気になった一節を読む」と、始める場面まで決めてみます。時間や量は、いまの生活で無理がない範囲にします。
余裕ができたら学ぶ。
時間があれば話す。
水曜の夕食後に本を開く。
休日の食事中はスマホを置いて話す。
いつ・どこで・何をするかを決め、その時間を予定に入れる。
本記事独自の予定例です。特定の回数や時間を推奨する基準ではありません。
予定を入れる余地がないなら、さらに予定を重ねる前に、減らせる用事や調整できる時間を探す方法もあります。「休むための活動」が新たな負担になっていないかも見直します。
今日から試す、自分を整えるための3つの練習
次の3つは、考え方を日常に置き換えるための本記事独自の練習です。公式の手順を引用したものではありません。
体・学び・関係・価値観のうち、時間を取れていないのはどれ?
新しく足すだけでなく、減らすことや休むことも考える。
無理なくできた? 時間帯や量を変えたほうがよさそう?
成果を保証する方法ではなく、自分の時間の使い方を振り返る練習です。
1.「何もしていない」と決める前に、今ある時間を見る
通勤中の読書や、家族との食事など、すでに大切にできている時間があるかもしれません。足りないものだけを探さず、続けたいことも書き出してみます。
2.実行する場面を決める
「もっと人間関係を大切にする」なら、「今度の休日、家族と食事しながら近況を聴く」など、具体的な行動へ置き換えます。相手の予定もあるので、一方的に決めず相談します。
3.できたかだけでなく、無理がなかったかを見る
読書を予定した夜に疲れていたなら、その日は休み、別の時間帯へ変えることもできます。予定どおりにできなかった自分を責めるより、続けやすい形を探します。
休む時間まで、成果を求めすぎない
「休んだら、どれだけ仕事が進むか」「読んだ本から、必ず何か得なければ」。そんなふうに、整えるための時間まで成果の計算にしてしまうこともあります。
本記事では、休むことや大切な人と過ごすことを、すべて仕事のための手段にする必要はないと考えます。何も生み出さずに過ごしたい時間も、自分が大切にしたい生活の一部として扱ってよいのではないでしょうか。
一方で、始める前は気分転換のつもりだったのに、やめたいと思いながら見続けている。そのような時間は、終えた後の感覚や目的から使い方を振り返ってみます。行動の名前だけで、良い・悪いを決めつけないことが大切です。
ほかの習慣を続ける土台として読む
このブログでは、自分の対応を選ぶこと、大切なことを予定にすること、相手を理解して協力することを、各記事で紹介してきました。
第7の習慣は、それらに取り組む自分自身にも時間を使う視点として読むと、シリーズ全体を日常につなげやすくなります。
まとめ|自分を整える時間も、予定に入れる
第7の習慣「刃を研ぐ」を、今週の予定を見直すきっかけにしてみませんか。
体、学び、人との関係、そして大切にしたいこと。後回しになっている側面を振り返り、できそうな行動を一つ選ぶところから始められます。
『7つの習慣』を一度に全部実践する必要はありません。いまの自分が試してみたい習慣を一つ選び、日常で試しながら、また読み返してみてください。
参考資料
本記事はスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』の第7の習慣を扱う入門解説です。基本概念は以下の公式公開資料で確認しました。書籍本文の直接引用・ページ参照は行っていません。図解・予定例・練習は独自に作成しています。
- フランクリン・コヴィー・ジャパン「第7の習慣:刃を研ぐ」。自分自身の再新再生、4つの側面、週の計画で時間を取ること。
- FranklinCovey「Habit 7: Sharpen the Saw」。体・人間関係・知識や技能・価値観に沿う活動。
両ページの公開・更新日:記載を確認出来ません。確認日:2026年10月26日。
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それぞれの習慣を本全体のつながりから理解したい方は、原著の日本語版も参考にしてみてください。

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