タグ: 時間管理

  • 『7つの習慣』第3の習慣とは?「最優先事項を優先する」を分かりやすく解説

    『7つの習慣』第3の習慣とは?「最優先事項を優先する」を分かりやすく解説

    『7つの習慣』の第3の習慣「最優先事項を優先する」とは、自分にとって大切なことに、実際の時間を使うことです。

    「勉強しようと思っていたのに、今日もできなかった」。急な仕事や連絡に対応しているうちに、一日が終わってしまうことはありませんか。

    この記事では、「緊急」と「重要」の違いを図解3つで整理し、大切なことを予定に入れる方法を紹介します。具体例と練習は、本記事独自のものです。

    第3の習慣「最優先事項を優先する」とは?

    大切なことが分かっていても、「時間が余ったらやろう」と考えていると、ほかの用事に埋もれることがあります。

    第3の習慣では、目指す方向に沿って、何に時間を使うかを考えます。FranklinCoveyの公式解説でも、重要なことのための時間を守る姿勢が中心に置かれています。[1]

    例えば資格を取りたいなら、「いつか勉強する」という気持ちを、「水曜日の夕食後に20分、過去問を解く」という予定に変えてみる。このように、思いを行動へつなげます。

    「緊急」と「重要」は違う|時間管理の4つの領域

    緊急かどうかは、どれだけ早く対応する必要があるか。重要かどうかは、自分の役割や大切な目標につながるか。この2つの軸で、用事を整理できます。[1]

    電話や通知は、すぐに反応したくなるものです。ただ、その内容まで常に重要とは限りません。一方、先の仕事の準備や学習は、今日やらなくても困らないため後回しになりがちです。

    図解①|緊急・重要で分ける4つの領域
    分類 緊急 緊急ではない
    重要 第1領域
    期限直前の仕事
    急な重大トラブル

    必要な対応をする
    第2領域
    準備・学習
    健康管理
    関係づくり

    先に時間を確保
    重要ではない 第3領域
    自分の役割に関係の薄い、急ぎの依頼

    必要性や担当を確認
    第4領域
    目的なく続ける、過剰な閲覧など

    使い方を見直す

    公式資料の4領域をもとに独自に整理。例は状況によって分類が変わります。必要な休息を一律に第4領域へ入れるものではありません。

    特に意識したいのが、第2領域の「重要だが、緊急ではないこと」です。公式資料では、計画や学習、心身の回復などが例に挙げられています。[1]

    例えば、来月の仕事に必要な準備は今すぐの期限がなくても重要です。早めに取り組むことで、直前に慌てる状況を減らせるかもしれません。

    ただし、第1領域を無視するという意味ではありません。安全や約束に関わる急ぎの仕事には対応しながら、先の準備にも時間を確保します。

    大切な予定は「余った時間」ではなく、先に確保する

    元の記事では、将来の勉強、健康のための運動、家族との時間、仕事の準備を例に挙げていました。

    こうした時間は、何も決めていないと後回しになりやすいものです。そこで、今週の予定を見ながら、実行できる時間帯を先に決めてみます。

    図解②|同じ「勉強したい」でも、予定の決め方を変える

    余ったら取り組む

    仕事・用事・スマホの後に勉強

    始める時間が決まらない

    取り組む時間を先に決める

    水曜の夕食後に20分、過去問

    その時間を含めて、ほかの予定を調整

    本記事独自の予定例です。20分は推奨基準ではなく、取り組み方を具体化するための仮の設定です。

    予定は詰め込みすぎないようにします。急な仕事や体調の変化もあるため、今の生活で守れそうな枠を一つ選ぶところから始められます。

    予定どおりにできなかったときも、「自分は続けられない」と結論づける前に、時間帯や量を見直してみましょう。

    今日から試す「最優先事項を優先する」3ステップ

    次の3段階は、日常で試すために作った本記事独自の練習です。公式の手順の引用ではありません。

    図解③|大切なことを、実行できる予定へ

    1|大切なことを一つ選ぶ

    例:資格の勉強を進める

    2|いつ・何をするか決める

    例:水曜の夕食後に過去問を解く

    3|時間を空け、実行後に見直す

    例:その間は通知を切り、終わったら次の予定を考える

    一つ選ぶ|何のために取り組むのか

    「みんながやっているから」ではなく、自分の役割や目標にどうつながるかを考えます。資格なら「仕事で対応できる範囲を広げるため」など、理由も一言添えてみてください。

    予定にする|始める場面まで決める

    「毎日頑張る」よりも、「水曜日、夕食後に机で過去問を開く」のほうが、始める場面を具体的にできます。必要な教材も、先に出しておきます。

    見直す|できたかだけでなく、無理がなかったか

    疲れて集中できなかったなら、休みの日の午前中に変える方法もあります。予定を立てた後も、生活に合う形へ調整していきます。

    書き込み用メモ
    今週、大切にしたいこと:______
    その理由:______
    いつ・どこで・何をするか:______
    実行するために調整すること:______

    休息や急な仕事は、どう考えればいい?

    休む時間も、大切な予定になる

    重要なことを優先するために、睡眠や休憩を削り続ける必要はありません。公式解説にも、学習とともに心身の回復が挙げられています。[1]

    同じ動画を見る時間でも、気分転換として選んだ休息と、やめたいのに目的なく見続ける時間では意味が違います。行動の名前だけで分類せず、目的や必要性を考えます。

    急な依頼は、必要性と期限を確認する

    人から頼まれたことを、すべて重要ではないと決めつけるわけではありません。自分の役割や、相手との約束に関わる場合もあります。

    例えば「今日中」と言われたら、何時までにどこまで必要なのかを確認する。すでにある約束も伝えたうえで、対応する範囲や順番を相談します。

    まとめ|大切なことを、今週の予定に一つ入れる

    第3の習慣「最優先事項を優先する」は、大切だと分かっていることに、実際の時間を使う習慣です。

    急いでいるかだけでなく、目標や役割につながるかを考える。そして、重要だけれど後回しになっていることを、今週の予定に一つ入れてみましょう。

    第1の習慣で自分の行動を選び、第2の習慣で向かう方向を考える。第3の習慣は、それを日々の実行へつなぐものとして読むと理解しやすくなります。

    第1の習慣「主体的である」の図解解説

    第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」の図解解説

    第4の習慣「Win-Winを考える」の解説

    参考資料

    本記事は、スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』の第3の習慣を扱う入門解説です。概念は以下の公式公開資料で確認しました。図解は独自に作成したもので、書籍の図版の転載ではありません。書籍本文の直接引用・ページ参照は行っていません。

    [1]FranklinCovey「Habit 3: Put First Things First」。重要なことのための時間、緊急・重要の違い、時間管理の4領域。公開・更新日:記載を確認出来ません。確認日:2026年10月19日。

    『7つの習慣』まとめ|全体像と全7習慣の解説はこちら

    広告:以下はアフィリエイトリンクです。

    それぞれの習慣を本全体のつながりから理解したい方は、原著の日本語版も参考にしてみてください。